1 2 3 4

リゾートバイト実体験【フロント】

業務内容・地域別買い出し&散策マップ
Gerd AltmannによるPixabayからの画像

リゾートバイトで多い職種の中でも人気が高いフロント。

この記事では私が経験したフロント業務のケースを紹介したいと思います。

是非お仕事選びの参考にしてみてください!

こちらの記事からは他のお仕事もチェックできます!

レストランホールのお仕事はこちら

仲居のお仕事はこちら

大浴場スタッフのお仕事はこちら

フロントって何をするの?勤務時間は?

フロントのお仕事は、ざっくり言えばホテルなどの受付のお仕事です。

チェックイン、チェックアウトをメインに総合的な案内業務や、インスペクショインと言って、お部屋の清掃のチェックを行ったりする所もあります。

お客様とのカウンターでの直接のやり取りや電話対応、何か特別な事があった場合のホテル内の各部署への連絡なども業務にあり、常に細やかな気遣いが必要とされます。

ホテルにもよりますがコロナ渦以前は、インバウンドと言って海外からのお客様を団体などの大口で受け入れる所も多く、日本語以外が話せると便利な場面も多くありました。

英語や中国語が少しできると最初から活躍できる事もあるので、スキルを磨きたい場合にもフロント業務は最適かもしれません。

フロントのスタッフは年齢問わずまったくの初心者よりも「フロントでスキルアップしたい」という方が多かった印象です。

リゾートバイト仲間では、フロント業務の経験者で全国を回っている30代が多かったです。

やはり煩雑な業務をこなす部署なので、気軽に応募は難しいかもしれませんが、ホテルによっては「未経験歓迎」の所もあるので、興味のある方は探してみるといい所が見つかるかもしれません。

最初はマナーの厳しいカッチリしたホテルよりもカジュアルなホテルから始めると、自信もつくし経験として次に活かしやすいと思います。

勤務時間は、1日あたり8時間程度で、「中抜け」が多いですが「通し」シフトもたまにあります。

「中抜け」というのは、午前中に数時間働いて数時間の休憩をはさみ、再び夕方から出勤するスタイルです。

職場に1日2回出勤する感じですね。

朝はチェックアウト対応で、夕方はチェックインと総合的な受付や案内の業務です。

基本的にはチェックアウトは清算業務と場合によってはお見送りだけなのでスムーズですが、チェックインから後の、お客様がたくさんホテル内にいる時間は多忙になります。

お客様がチェックインされる時間はバラバラなので、対応しながら

  • 館内の食事の場所の問い合わせ
  • 周辺の散策や翌日のバスの時間に関する問い合わせ
  • お部屋の備品の使い方が分からない
  • 有料サービスのカラオケを利用したい
  • 道に迷っているので行き方を教えて欲しいという電話
  • 団体様が到着したらその受け入れ

など、色々な事を同時進行で行います。

チェックインは15時の所が多いので、だいたい15時から夕食前の18時や19時頃が一番フロント周りが煩雑になる時間です。

チェックアウトは10時の所が多く、朝食を食べ終わって出発する前の9時から10時が混み合う傾向にあります。

寮は職場近くである事が多いですが、仕事が終わってから自分の食事やお風呂などを済ませるので、翌日の勤務開始が早い所だと寝る時間を十分確保するのが難しくなってしまう場合もあります。

管理人は一番スケジュールがきつかったシフトは22時頃に夜の仕事が終わって、次の日は7時から出勤というシフトでした。

22時までのシフトの日は中抜けで途中の休憩時間が多かったので、仮眠をとって、早いけど夕方からの出勤の前に夕飯を済ませてしまい、仕事が終わったらお風呂に入って寝るだけというスケジュールにしていました。

翌朝も、仕事の前に軽く朝食をとったり、身支度したりする時間も必要でしょうから、睡眠時間を多くとりたい人だと結構忙しいです。

お風呂もホテルの大浴場利用となっていて、お客様に混ざって入浴です。

22時頃はお風呂が込み合いやすい時間帯なので、とにかくさっさと済ませるようにしていました。

お風呂や休憩事情はホテルによって異なりますが、自分なりのペースを作る事が大事です。

wiyadaによるPixabayからの画像    頭も体も使うお仕事だけど、スキルアップは間違いなし‼



お仕事ケース①

施設 団体客の受け入れもあるホテル

制服 自分のスーツ着用

シフト 1日8時間

  • 9時から18時の通し
  • 12時から21時の通し
  • 7時から10時と17時から22時までの中抜け

上の3本のいずれか

内容 

★電話対応はオペレーター係が忙しい時や休憩で不在の時にはフロントで対応。

【午前】

チェックアウトで宿泊料金の精算や隣に併設している「おみやげコーナー」の清算、荷物を送りたいお客様の宅配の手配と団体様の出発見送り。

チェックアウトが済んだらフロントと「おみやげコーナー」の売り上げ照合。

フロント周りの掃除機掛けや、お部屋の清掃に入ってくれる業者さんへお掃除内容の伝達(引き続き滞在するお部屋の情報など)もありました。

【午後】

これからチェックインされるお客様の情報に目を通し、到着時間、人数、交通手段、お子様や年配の方など、何かお手伝いが必要そうなお客様か、アレルギー等のレストランへ伝達しておく情報の有無や特別な要望の確認。

チェックアウトで使った書類の整理とチェックインで使う書類の用意、掃除の終わった部屋のインスペクション(人数分の必要備品が用意されているかや掃除できていない箇所が無いかの確認)

これらをチェックインまでに全て終わらせます。

チェックイン前に到着されたお客様のお荷物を預かったり、チェックアウト後にお荷物を預けていたお客様の対応も同時進行であります。

【15時】

チェックイン開始。

お客様に必要書類の記入をして頂き、予約内容と変更がないかの確認をし、館内の説明をしながらお部屋まで一緒についてご案内。

部屋の中も簡単に説明し、最後にフロントの内線番号を伝えて退室。

同じ要領でチェックインをこなし、合間にある様々な問い合わせや電話対応を行う。

団体様の到着があった場合は受け入れして、添乗員さんの希望によっては館内の案内を簡単に行う場合もある。

【21時】

カラオケなどの館内の有料サービスなどを締め切って、チェックアウト時にまとめて清算できるように入力していく。

フロントと、「おみやげコーナー」の売り上げ照合をする。

夜勤のスタッフさんに引き継ぎをする。

良かった事

レストラン同様、つたないながらも英語が話せたので、海外のお客様に英語で接客。

レストランよりも圧倒的に英語使用率は高く、英語がしゃべれる人が少ないフロントだったので、よく海外のお客様対応を任されていました。

一般業務の枠を超えて、総支配人の海外のお客様対応のサポートをさせて頂いた事があり、とてもいい経験になりました。



たいへんだった事

とにかく業務内容が多くて臨機応変を求められるので、全てが大変でした(笑)

自身も初めて行く土地なのに、交通網の複雑な観光案内をすること。

規定外の要望をしてくるお客様への失礼のない対応。

急な宿泊予約や内容変更への対応

チェックイン前のお部屋の掃除チェックで、備品のセットが間違っていたのでやり直しを依頼してお掃除業者さんに嫌な顔をされた事も、なかなかの頻度でありました(笑)

お客様もクレームを言ってくるのはフロントです。

自分は真面目にやっているのに、と理不尽を感じる場面は本当にたくさんありましたが、色々と勉強

になる事が多かったです。

総合的に成長できたリゾートバイトだったと感じました。

Gerd AltmannによるPixabayからの画像  フロントの経験は様々な職場でいかせます。挑戦して損は無し!

お仕事ケース②

施設 オーナーが変わったばかりの小規模ホテルで、個人のお客様メイン。

   海外からの利用が90パーセント以上。

制服  全て支給。

シフト 13時から21時



内容 

チェックイン対応がメイン。

このホテルは小規模で忙しくなかったので、1名体制でした。

【13時】

これからチェックインされるお客様の情報に目を通し、問い合わせ対応。

基本問い合わせは宿泊サイトの質問フォームで来るので、そちらを使って返信。

掃除が終わった部屋のインスペクションへ行く際には電話を自身の携帯電話に転送して作業しながら対応。

【15時】

チェックイン開始。

チェックインは必要書類の記入をして頂き、海外のお客様の場合はパスポートのコピーを取らせて頂くのが必須になっていました。

周辺のレストランや観光案内の入っているファイルをお渡しし、館内を簡単に案内しながらお部屋までご案内。

簡単にお部屋の案内をし、最後にフロントの内線番号を伝えて退室。

チェックイン以外は、引き続き問い合わせの対応や、共有部分の清掃などがメインでした。

館内設置の無料のコーヒーセットの補充。

シャワーではなく湯舟につかりたい方向けに予約制で個室風呂があったので、その予約対応と使用後の整理整頓。

レストランが忙しい時は、オーダーを聞いたり配膳・下膳の手伝い。

【21時前】

フロントとレストランが同じレジでの管理だったので、まとめて清算業務。

必要箇所の消灯と施錠確認をして夜勤のスタッフに引き継ぎ

良かった事

問い合わせからほぼ英語での接客だったので、英語が使えて楽しくスキルアップができました。

一部のお客様からは名指しで良いレビューをホテルの紹介に書いて頂き、今後の自信につながりました。

オーナーが変わったばかりとの事で、運営初期のホテルを経験できたことも良い経験になりました。

大変だった事

マニュアルが全く無かったこと。

フロントとして仕事をするのは初めてだったので特に大変だったのですが、先輩方とミーティングを重ねながらなんとか仕事の流れを作っていくことに。

とにかく上司が丸投げタイプで緊急時には電話するよう言われていたのですが、その電話すら繋がらず…というような職場でした。

ある程度ルールがあれば働きやすかったかもしれない職場なので、そこはとても残念に思います。

立ち上げたばかりの職場、上司が下に丸投げな職場は、ある程度経験があるスタッフ以外には厳しい環境かもしれません。

それ以外だと、やはり英語での問い合わせ対応は時間がかかりました。

おおまかには説明できても、細かい文章の作り方や形式などには気を使います。

時には電話がかかってくることもあり、直接対面と電話ではやはり伝わりにくさが違うし、お客様は料金の高い国際電話をかけているので、なるべく簡潔に受け答えできるよう、時にはメールで折り返すようにしたりして努力しました。

Gerd AltmannによるPixabayからの画像 英語が伝わるとそれだけで嬉しい!

まとめ

フロントのお仕事のまとめです。

シフト 1日8時間くらいで、シフトは様々

服装  自分の靴とスーツや、制服がある所など様々

内容  チェックイン、チェックアウト、問い合わせ対応、清算業務をメインに付随する清掃や備品管理業務など多岐にわたる

その他 落ち着きがあって、理不尽さも受け入れる大きな心を持てる方が向いていると思います。

やはり一度にいつくかの事を並行して行う場面も多いのですが、視野の広さは仕事をしていけばついてくると思います。

大変なお仕事なので、まずは何があっても「今必要なのはどうすることか」を考えられる冷静さと、クレームにも寄り添って考えられる心の広さが大事だと思います。

簡単に成長できない職種だからこそ、プライドを持ってお仕事している方も多いし、うまくまわせるようになれば大きな自信につながります。

何より、お客様の意見を一番受けやすいポジションなので、ホテルにでも自身にでも良いコメントを頂いた時はとても嬉しくて、感動します!!

時給が、仕事量に対してあまり高くないホテルもあるので残念ですが、成長したい方、やりがいが欲しい方には最適な職種かと思います。

ぜひ参考にしてみてください。

こちらの記事からは他のお仕事もチェックできます!

レストランホールのお仕事はこちら

仲居のお仕事はこちら

大浴場スタッフのお仕事はこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました